voice: 20016060010 リリヤ ……できた。

voice: 20016060020 リリヤ ラモ、味見する?

voice: 20016060030 voice: 20016060031 ラモーナ ん? いや、大丈夫。 せっかくなら雪に最初に食べてもらおう。もう持って行っていいのか?

voice: 20016060040 リリヤ うん。 じゃあ、これで準備完了。

voice: 20016060050 ラモーナ お疲れ。今日は朝から仕込みもして大変だっただろ。

voice: 20016060060 voice: 20016060061 リリヤ 一日中、とっても眠かった。 でも、雪のためだから。

voice: 20016060070 voice: 20016060071 ラモーナ そうか。喜んでくれるといいな。 いや、きっと喜んでくれるさ。リリヤがこれだけ手を尽くしたんだから。

voice: 20016060080 リリヤ ふふ、そう。ありがとう。

voice: 20016060090 緋花里 さあ、雪! 座って座って!

voice: 20016060100 なんだよ急に……。 打ち上げなんだろ、ワタシだけ座ってるのも変じゃないか?

voice: 20016060110 緋花里 いいのいいの! 今日はそういう日だから!

voice: 20016060120 しかも、こんなにたくさんの料理、いつの間に……。 お前たちが準備したのか? 

voice: 20016060130 たまには、私たちで用意したってよろしいでしょう?

voice: 20016060140 ラモーナ いつもは雪に料理してもらってばかりだからな。

voice: 20016060150 リリヤ 雪、ちゃんといい子にしてた?

voice: 20016060160 し、してたが……?

voice: 20016060170 リリヤ なら、覚悟して。

voice: 20016060180 どういう意味だ!?

voice: 20016060190 voice: 20016060191 緋花里 ふっふっふ~♪  じゃあ、タイトルコールは主催のリリヤさんから!

voice: 20016060200 リリヤ じゃじゃーん。 『雪は座っててパーティ兼打ち上げ兼クリスマスパーティー』。

voice: 20016060210 なんて……?

voice: 20016060220 ラモーナ 雪が日頃いい子にしているから、その労をねぎらおうという会だ!

voice: 20016060230 いい子にしてる労ってなんだよ!?

voice: 20016060240 緋花里 まーまー! 細かいことは言いっこなし! 雪は今日座ってるだけで、私たちがおもてなししますってこと!

voice: 20016060250 voice: 20016060251 緋花里 まずは、リリヤさん特製の―― なんだっけ?

voice: 20016060260 リリヤ ヨウルキンク。大体クリスマスハム。

voice: 20016060270 緋花里 です!

voice: 20016060280 ずいぶんテキトーだな……。

voice: 20016060290 緋花里 細かいことはいいの! ほら、せっかく美味しそうなんだから、めしあがれ!

voice: 20016060300 たしかに美味そうだが……。 食べていいのか?

voice: 20016060310 リリヤ もちろん。私の真心こめた郷土料理、味わって。

voice: 20016060320 voice: 20016060321 フィンランドの真心ってまさか激辛じゃないだろうな……。 ふう……よし、いただきます!

voice: 20016060330 ……! 美味い。

voice: 20016060340 リリヤ でしょう? なんでも激辛になんかしない。

voice: 20016060350 緋花里 よかったね、リリヤさん!  雪! 私のソーキ汁も食べて!

voice: 20016060360 もう全然クリスマス関係ないな!?

voice: 20016060370 緋花里 あと、ラモさんのクリスマスの手作りクッキーと、 暦さんが買ってきてくれたケーキもオードブルもあるよ! いーっぱい食べて!

voice: 20016060380 voice: 20016060381 そんなにひとりで食えるか! ほら、みんなで食え。じゃないと緋花里が全部食べちまうぞ。

voice: 20016060390 voice: 20016060391 緋花里 全部は食べないよ!  でも、みんなも食べよう? 私ももうお腹ぺっこぺこさー!

voice: 20016060400 ええ。せっかく皆さんで用意したのですし、 冷めてしまってはもったいないですわね。

voice: 20016060410 緋花里 じゃあ、いっただっきまーす!

voice: 20016060420 暦・ラモーナ・リリヤ いただきます。

voice: 20016060430 最近なんか様子がおかしいと思ったら、こんなことの用意をしていたのか……。

voice: 20016060440 緋花里 びっくりした?

voice: 20016060450 お前たちが、協力するってことにな。

voice: 20016060460 まあ、柄でもないことは確かですわね。

voice: 20016060470 ラモーナ そうか? 私は楽しかったぞ? 暦だって、ケーキを買ってきてくれたじゃないか。

voice: 20016060480 それは、あなた方が頼み込むから仕方なく……!

voice: 20016060490 緋花里 えっ、暦さん、嫌だった……?

voice: 20016060500 そういうことではありませんけれど……。

voice: 20016060510 ラモーナ まあまあ。それもこれも、リリヤの発案で始まったことなんだ。 感謝するならそこにいるリリヤに――

voice: 20016060520 ラモーナ って、リリヤはどこに行ったんだ?