voice: 20026030010 美兎 ……ってことがあってね。雪ちゃんのお料理食べてから、 いろはちゃんがすっかり中華にハマってて……。

voice: 20026030020 緋花里 へぇ~、雪は銀河座で天才チャーハニストって呼ばれてるけど、 いろはさんもとりこになっちゃうなんてね……!

voice: 20026030030 緋花里 恐るべし、天才チャーハニスト! うんうん。

voice: 20026030040 美兎 ……天才チャーハニスト?

voice: 20026030050 voice: 20026030051 緋花里 雪はそう呼ばれてるんだよ! あれ? えーと、私が言い出したんだっけ?

voice: 20026030060 緋花里 ありもので作る時は即興だから、レシピもないらしくて。 でも出来上がったチャーハンは極上の味でさー!

voice: 20026030070 美兎 レシピもなく……即興で!?

voice: 20026030080 緋花里 あ、さすがにバイト先ではレシピ通りだと思うけど! お店でも寮でも、 雪の作るチャーハンは絶品だから、気持ちわかるよー。

voice: 20026030090 美兎 銀河座でも、評判なんだ。 美兎も、雪ちゃんの作るチャーハン……凄いと思ったよ。

voice: 20026030100 美兎 (ちょっと妬いちゃうくらいに……)

voice: 20026030110 緋花里 わはー! 美兎ちゃんもそう思う? 雪には勝手にバイト先教えるなって怒られたけど、話してよかったー!

voice: 20026030120 美兎 あっ……うん。

voice: 20026030130 緋花里 友達が友達のこと認めてくれるって、なんかうれしーねー。 心がポカポカになる。なんだか踊りだしたい気分さ!

voice: 20026030140 美兎 友達……。 そっか。雪ちゃんは緋花里ちゃんのお友達だもんね。

voice: 20026030150 緋花里 雪ってね、たまに誤解されちゃうんだけどすっごい良い子なんだよー。 バイトだって家族のためみたいだし。

voice: 20026030160 緋花里 実家ではいつもご飯を作ってたみたい。 だから私たちにもよく火鍋振る舞ってくれて……良いお姉ちゃんさー。

voice: 20026030170 美兎 そう……なんだ。

voice: 20026030180 美兎 ……確かに。忙しそうにしてたけど、 美兎たちのこと……ちゃんと見てくれてたかも。

voice: 20026030190 緋花里 美兎ちゃんもわかる? せっかくおんなじ学校なんだし、 今度みんなでご飯食べながらおしゃべりとかしたいねぇ!

voice: 20026030200 voice: 20026030201 美兎 ……お、おしゃべり……? うぅ、美兎は……。

voice: 20026030210 美兎 ……料理の話だったら、できるかも? チャーハンの作り方とか、気になるし……。

voice: 20026030220 緋花里 作り方? 雪から料理を教わりたいってこと?

voice: 20026030230 美兎 え? あ、ちょっと思っただけで……。 雪ちゃんは忙しそうだから……無理だと思うんだけど。

voice: 20026030240 緋花里 なにそれ楽しそうさー! 雪に言ってみるね! 

voice: 20026030250 voice: 20026030251 美兎 ええっ!? い、いいよ……!

voice: 20026030260 voice: 20026030261 緋花里 なんくるないさ! 大丈夫! 友達と友達が友達になるって、絶対幸せさ! 私に任せて!

voice: 20026030270 美兎 え、ええぇ……。

voice: 20026030280 美兎 むぅ……。

voice: 20026030290 voice: 20026030291 美兎 (緋花里ちゃんはああ言ってたけど、バイトで忙しいだろうし……。  実現しないよね……ないない)

voice: 20026030300 カミラ どったんみとりん、さっきからひとりで唸ったり首振ったりして。

voice: 20026030310 いろは もしかしてお腹痛いとかですか?

voice: 20026030320 voice: 20026030321 美兎 え!? ううん、なんでもないよ。

voice: 20026030330 緋花里 あっ、美兎ちゃーん!

voice: 20026030340 voice: 20026030341 美兎 あっ、緋花里ちゃん……、 と雪ちゃん!?

voice: 20026030350 おい白丸、ワタシの顔を見ただけでどうしてそんなに驚くんだよ……。

voice: 20026030360 緋花里 ちょうどよかったさー。 私あれから考えて、雪の料理教室、やっぱりやりたいなぁって!

voice: 20026030370 は?

voice: 20026030380 美兎 緋花里ちゃん……! その話は……!

voice: 20026030390 おい、ワタシの料理教室ってなんだ? 勝手に予定を決めるな。

voice: 20026030400 緋花里 えへへー。この前一緒に遊んだときにね、 雪の料理すっごいほめてたんだよー。

voice: 20026030410 美兎 っ!

voice: 20026030420 この前バイト先に食べにきた時だろ? ワタシの前でもほめてたぞ。

voice: 20026030430 緋花里 そうそう、 もーすっごくすごかったって!

voice: 20026030440 すっごくすごかった……? それほどまでにか……?

voice: 20026030450 カミラ いや、ウチも食べたけどマジで美味かったわー!

voice: 20026030460 いろは 僕も舌にあの味が刻まれてしまいましたっ……!

voice: 20026030470 voice: 20026030471 美兎 うぅ……。 実は……美兎も……。

voice: 20026030480 美兎 お家で、あのチャーハンをマネて作ってみたりしたの……。

voice: 20026030490 いろは ふぇっ、そうだったんですか?

voice: 20026030500 美兎 う、うん。 でも全然雪ちゃんの味に近づかなくて……。

voice: 20026030510 ……。

voice: 20026030520 美兎 ごめん……勝手にマネして……。 迷惑……だよね。

voice: 20026030530 マネたというのは、ピリ辛か? それとも五目か?

voice: 20026030540 美兎 あ……。

voice: 20026030550 美兎 えっと、ピリ辛のほう。 いろはちゃんがすっごく美味しいって言ってたから……。

voice: 20026030560 あれは確かに、味付けも普通のチャーハンとは違うからな。

voice: 20026030570 美兎 で、でも……五目もやっぱり、 雪ちゃんの作ったやつが美味しいって思って……。

voice: 20026030580 …………。

voice: 20026030590 緋花里 雪のチャーハンの作り方、 教えてほしいって言ってたよ。ね?

voice: 20026030600 美兎 うぅ……それは……。 そうなんだけど。

voice: 20026030610 ……フン。 元の味付けは企業秘密だ。

voice: 20026030620 美兎 だよね……。

voice: 20026030630 だが。 そこまで言うなら、少しくらい指南してやってもいい。

voice: 20026030640 voice: 20026030641 美兎 ええっ!? ……いいの?

voice: 20026030650 ただし、キッチンはお前のところのを貸せよ。 あと、材料費もお前持ちなら引き受ける。

voice: 20026030660 美兎 ……うんっ。 わかった……!

voice: 20026030670 緋花里 決まり―! チャーハンパーティー開催さ!

voice: 20026030680 カミラ なにそれ楽しそ。 ウチらも行くー!