voice: 20026050010 緋花里 もうできたの!? 雪のチャーハン!

voice: 20026050020 ああ。チャーハンは元々、時間がかかるものでもないしな。 これはお前たちで食べろ。

voice: 20026050030 カミラ ガチ? これウチら食べていいん? やったー!

voice: 20026050040 いろは 久々の雪ちゃんのチャーハン……! 心していただきますっ……!

voice: 20026050050 次は白丸が作ってみろ。 習うより慣れろと言うしな。

voice: 20026050060 美兎 う……うん!

voice: 20026050070 そう……そう……。

voice: 20026050080 おい、あまりのんびりしてると卵が焦げるぞ。

voice: 20026050090 美兎 えっ!?

voice: 20026050100 あと鍋の振り方はこうだ! 腕だけじゃなく全身を使え。

voice: 20026050110 美兎 こう……?

voice: 20026050120 違う、こう!

voice: 20026050130 美兎 は、はい……!

voice: 20026050140 美兎 えいっ……! ふっ……!

voice: 20026050150 意識して練習しろ。 数をこなせばそのうち慣れてくるだろ。

voice: 20026050160 美兎 うん、がんばるね!

voice: 20026050170 っと、今のうちに調味料用意!

voice: 20026050180 美兎 えっと、豆板醤だよね? あとは……。

voice: 20026050190 もういい、鍋に集中してろ。 ワタシが持ってくる。

voice: 20026050200 美兎 ごめん。 ありがとう、雪ちゃん……!

voice: 20026050210 美兎 (うぅ……鉄のお鍋重たいし、思ってたよりも大変だなぁ)

voice: 20026050220 美兎 (でも絶対、雪ちゃんみたいなチャーハンを作ってみせる……!)

voice: 20026050230 美兎 なんとか……で、できた……。

voice: 20026050240 カミラ みとりん、シェシェのスピードについていけてんのすご!

voice: 20026050250 美兎 え……?

voice: 20026050260 緋花里 うんうん。私とラモさんも、寮で雪の即興チャーハン作り見てるけど、 いつも何が起こってるのかわからないさー。

voice: 20026050270 美兎 ううん、美兎も雪ちゃんにたくさん手伝ってもらったんだ。

voice: 20026050280 及第点ってところだな。

voice: 20026050290 今ので流れは覚えられたか? ワタシは紙に書いてやったりしないぞ。

voice: 20026050300 美兎 うん。 多分……大丈夫だと思う。

voice: 20026050310 いろは じゃあさっそく、みんなでみとちゃんのチャーハンを味見しましょう!

voice: 20026050320 緋花里 雪のチャーハンも残してあるから、みんなで食べ比べよ!

voice: 20026050330 美兎 食べ比べ……!?

voice: 20026050340 カミラ ふたりも食べたいかなーって残しておいたんよ。 ウチらだけ貰っちゃうのもね。

voice: 20026050350 ちょうどいい、腹も減ってきたしな。 飯にするか。

voice: 20026050360 いろは スプーンはテーブルにありますが…… お皿が要りますかね?

voice: 20026050370 美兎 あ、じゃあ取り分け用のお皿用意するね……!

voice: 20026050380 美兎 そうだ……汁物とか、あったほうがいいかな? 昨日の残りで良かったら……みんな食べる?

voice: 20026050390 いろは いいですねっ! 僕も手伝いますっ。

voice: 20026050400 カミラ んじゃウチはお水入れとく~。

voice: 20026050410 緋花里 こうしてると、寮でやってる友情火鍋パーティー思い出すよねぇ。 次はラモさんやリリヤさん、暦さんも呼ぼうよ!

voice: 20026050420 勝手に次を企画するな。 というか、そんなに呼んだらお前の食う分も減るぞ?

voice: 20026050430 緋花里 あ~っ……! それはぁ……。

voice: 20026050440 ふっ、友情より食い気ってことだな。

voice: 20026050450 緋花里 わーん、イジワル言うのやめてよ、雪~。

voice: 20026050460 美兎 お待たせ……! すまし汁、みんなの分よそったし……食べよっか。

voice: 20026050470 ああ。ありがとう白丸。

voice: 20026050480 緋花里・カミラ いっただっきまーす!

voice: 20026050490 voice: 20026050491 緋花里 はむっ……。 ……! もぐもぐ。

voice: 20026050500 緋花里 …………お。

voice: 20026050510 いろは お?

voice: 20026050520 緋花里 おいしーさー……! 何これ!? ピリッと痺れて辛くって、なのにほっぺた落ちるぅ!

voice: 20026050530 カミラ ……うんまー! マジでこれみとりんが作ったん!? すげー本格的なんだけど……!

voice: 20026050540 ふん、当然だ。そりゃあワタシが本場の味を仕込んだからな。

voice: 20026050550 カミラ ……いやでも、シェシェの店のとは違うなぁ。 なにこの味付け……?

voice: 20026050560 んあ?

voice: 20026050570 いろは ですね……! というか、さっき作ってくれた 雪ちゃんのチャーハンとも違いますよっ!?

voice: 20026050580 どういうことだ?

voice: 20026050590 美兎 あっ……! それは多分……お肉のせいかも……。

voice: 20026050600 美兎 最初、焦ってたせいかチャーシューを使い過ぎちゃったの。 それで……二回目は角煮の余りを少し入れてみたんだ。

voice: 20026050610 はあ!?

voice: 20026050620 美兎 わわわ、ごめんっ!

voice: 20026050630 美兎 お肉多いほうが良いかなって……。その分お醤油を減らして調節したけど、 違うよね。教えてくれてる最中にごめんなさい……。

voice: 20026050640 いや……まあワタシも普段はアレンジするから構わないが……。 全然気づかなかったぞ。

voice: 20026050650 緋花里 でもでも、これはこれですっごくおいしーよー! 味付けにほのかに和食の風味を感じる! エッセンス!

voice: 20026050660 カミラ いや、マジすごくね? これ完全に中華と和食マリアージュしてね?

voice: 20026050670 いろは この展開、『創味の戦線』でもありましたよね!? マンガでよく見る展開を、みとちゃんが自然にやってくれるとは……!

voice: 20026050680 緋花里 そうみ? なにそれ?

voice: 20026050690 カミラ 最近いろっちがハマってる料理系バトルマンガのことー。 ウチこの前借りたけど、キッチンが異次元みたいになってた。

voice: 20026050700 美兎 そ、そんなつもりじゃ……なかったんだけど。 美味しかったならよかった。

voice: 20026050710 カミラ うん、マジで美味しかった! さっすがみとりんだねー。

voice: 20026050720 いろは はー、チャーハンの後にすまし汁を頂くのもまた良いですねぇ……。 普段は中華スープなんでしょうけど、また違った味わいですぅ……。

voice: 20026050730 ……。

voice: 20026050740 ……まあ? そこまで言われたらワタシも気になるな。ひと口もらうぞ。

voice: 20026050750 いろは おおっ! どうぞどうぞっ。

voice: 20026050760 voice: 20026050761 ……。 あむ。もぐもぐ……。

voice: 20026050770 ……!

voice: 20026050780 緋花里 ね、ね? 美味しいよね!

voice: 20026050790 ……。

voice: 20026050800 カミラ あ、すまし汁もいった。

voice: 20026050810 ……美味い。

voice: 20026050820 voice: 20026050821 美兎 ……! よかった……。

voice: 20026050830 ワタシの味とは少し違うが……要点は再現できている。 角煮のうまみも味を阻害していないし、良いアレンジだ。

voice: 20026050840 美兎 ほ、本当……? 雪ちゃんにほめてもらえるなんて……。

voice: 20026050850 ……さすが料理屋の娘なだけある。こっちの汁物は 薄味だが魚の旨味が効いているようだな。アジのあらか。

voice: 20026050860 美兎 うん。お口さっぱりさせたいかなって……。

voice: 20026050870 カミラ 確かに! シェシェの食べて、次にみとりんの食べて―。 口の中チャーハン祭りになるもんね。

voice: 20026050880 いろは にしてもみとちゃんのチャーハン、すごい美味しいです……! 新境地のチャーハンですねっ!

voice: 20026050890 緋花里 何杯でも食べたいさー。 これがメニューにあったら私、美兎ちゃんのお店に通うよ!

voice: 20026050900 美兎 もう、ほめすぎだよ。

voice: 20026050910 緋花里 いやいやもう、二代目天才チャーハニストだよ!

voice: 20026050920 お前……。この前までさんざんワタシを 天才チャーハニストと称えていたくせに……。浮つきやがって。

voice: 20026050930 voice: 20026050931 緋花里 雪のも美味しいよ! でもそれとこれとは別というか……。 和食って家庭の味で落ち着くし、また違う良さというか~。

voice: 20026050940 なんだと? 中華は家庭の味じゃないってか?

voice: 20026050950 緋花里 わ、ちが! そういう意味じゃなくて~……。

voice: 20026050960 カミラ あれ? シェシェってばジェラってんの~?

voice: 20026050970 voice: 20026050971 ジェラ……!? 誰がっ!

voice: 20026050980 いろは ジェラ……ジェラシーってことですか?

voice: 20026050990 voice: 20026050991 ~~~~ッ。 してないって言ってるだろ!!

voice: 20026051000 voice: 20026051001 ……だが! ワタシも料理人として今のお前らの発言は捨て置けん……!

voice: 20026051010 カミラ へ?

voice: 20026051020 ――勝負だ白丸! ワタシと料理で対決しろ!

voice: 20026051030 美兎 ……えっ?