voice: 20047010010 ……。

voice: 20047010020 むっ……? この気配は……。

voice: 20047010030 大黒 こんにちは、蕾さん……。 まさかもう着いてるなんてね。

voice: 20047010040 大黒 待ち合わせの20分前だけど……。 待たせちゃったかしら?

voice: 20047010050 気にするな。 運命の札の導きにより、今日は早めに家を出て、街を散策していたのだ。

voice: 20047010060 ……こうして会うのは久しぶりだな、同志よ。

voice: 20047010070 大黒 ええ……。 ふふ……相変わらずの様子で、何よりね。

voice: 20047010080 ふっ……。そちらも変わらないと見える。 忙しい年末に呼び出したこと、申し訳なかった。非礼を詫びよう。

voice: 20047010090 大黒 大丈夫よ。 蕾さん直々の誘いなら、ぜひとも同行させてほしいわ……!

voice: 20047010100 では向かうとするか。 この街に満ちる混沌に吞み込まれぬよう、しっかりついてこい……!

voice: 20047010110 大黒 へぇ……。 ここが蕾さん行きつけのお店なのね……?

voice: 20047010120 ああ。少し狭い店だが、充実しているだろう? ここなら、君の探している開運装具も見つかるはずだ。

voice: 20047010130 大黒 藁人形に五寸釘……お札も……? 確かにめずらしいラインナップだわ……。

voice: 20047010140 ああ。この棚は闇の勢力の道具が並んでいるようだな。 魔の力は闇と光、どちらの一面も持ち合わせている……。

voice: 20047010150 ここにあるのは呪符だが、私は護符をよく使っている。 闇に抗うため、対魔の術を構築するのだ。

voice: 20047010160 大黒 そうなのね……。

voice: 20047010170 大黒 あっ、この鏡いいわね……。 年季が入ってるのも、不思議な力がありそうに見える。

voice: 20047010180 大黒 ぱんだを照らせば、霧のように消えてしまったりして……。 ふふふ……。

voice: 20047010190 よせ!

voice: 20047010200 大黒 ひっ!?

voice: 20047010210 それら呪いの道具にうかつに触れるんじゃない。 人を呪わば穴二つとも言う……。

voice: 20047010220 大黒 へ、平気よ……。 呪いには代償が伴うものだって、わかってるもの……。

voice: 20047010230 熟練の者ですら、闇の力を完全に制御することは難しい。 それに、今日探しに来たものは違うだろう?

voice: 20047010240 大黒 え、ええ……。

voice: 20047010250 向こうにありそうだ。 行ってみるとしよう。

voice: 20047010260 大黒 えへへへ……。 きれいね……。

voice: 20047010270 その装具は、満足のいくものだったか?

voice: 20047010280 大黒 ええ。幸運のパワーストーンブレスレット、ずっと欲しかったの……。 歳末セールでお手頃価格だったからよかったわ。

voice: 20047010290 あの店は今の時期が一番安い。 私も邪気払いの道具を調達できた。

voice: 20047010300 大黒 邪気払い……。蕾さんはやっぱり、普段からそういうことをしてるのね。 かっこいい……。

voice: 20047010310 何を言う。 同志も私と同様に、力を行使し、敵と戦っているのだろう?

voice: 20047010320 voice: 20047010321 大黒 力……? そ、そうね……! 平和な未来を手に入れるため、がんばってるわ……!

voice: 20047010330 大黒 そのために、これまでも蕾さんに色々教えてもらったんだもの。 おまじないや魔法陣の書き方とか……。

voice: 20047010340 うむ。君からは私と似た波長を感じたのでな。 だが君は、少々力の制御を失いがちと見える。

voice: 20047010350 大黒 力の制御……。 『悪魔の友人』の一件もあるし、耳の痛い話ね……。

voice: 20047010360 過ぎた力を望めば身を滅ぼしかねない。 行使する際は、重々気をつけるんだぞ。

voice: 20047010370 大黒 ええ。私だって考えなしに怨みを原動力にしてるわけじゃない……。 もっと自分を好きになれって、我が主にも言われたもの。

voice: 20047010380 大黒 だからこうして、自分が幸せになれる物を探しにきたの。 たまには前向きになれることをしてみよう、って……。

voice: 20047010390 ふむ、それで開運装具を探していたのか。

voice: 20047010400 大黒 私は普段、いろんなことで心をかき乱されてばかりだから……。 蕾さんは、心を落ち着かせるための習慣はある?

voice: 20047010410 私は、これといって何もしていないな。

voice: 20047010420 大黒 ええっ……!? てっきり何かしてると思ってたわ……。 蕾さんは困っても動じなさそうだもの……。

voice: 20047010430 ううむ……思い当たることは、朝のルーティーンなんかだな。 あとはお笑いも良いだろう。笑いは邪気を払い、良い運気を招く。

voice: 20047010440 大黒 ルーティーン……確かに大切よね。

voice: 20047010450 あとは……そうだな、パワースポットに行くのもいいだろう。

voice: 20047010460 大黒 パワースポット?

voice: 20047010470 ああ。 よければこの後、案内しよう。

voice: 20047010480 ここは大いなる力を秘めし場所――すなわち『霊穴』だ。 みなぎるパワーを、君も受け取るといい。

voice: 20047010490 大黒 普通の寺に見えるけど……。 受け取るってどうやって……?

voice: 20047010500 パワー!

voice: 20047010510 大黒 えっ……!? 何……!? 怖い……。

voice: 20047010520 voice: 20047010521 さあ、君もやってみるといい。 パワー!

voice: 20047010530 大黒 さ、叫べばいいのかしら……? パワー……!

voice: 20047010540 和尚 はっはっは。 また来てくれたのかい、電姫のお嬢ちゃん。

voice: 20047010550 和尚殿。 お邪魔しています。

voice: 20047010560 和尚 良いんだよ、そんなかしこまらなくって。 今日はカミラは一緒じゃないのかい?

voice: 20047010570 ええ、今日は別の劇団の友人と一緒に来たんです。 この寺は素晴らしい場所なので、彼女にも癒されてほしくて。

voice: 20047010580 大黒 友人……。

voice: 20047010590 和尚 そりゃあよかった。俺はこれから用事でね、 少し待っててくれれば、茶でも出せるんだが……。

voice: 20047010600 気遣いは無用です。 お気持ちだけいただきますよ。

voice: 20047010610 和尚 そうかい。 じゃ、ゆっくりしていってくれ。

voice: 20047010620 大黒 ……。

voice: 20047010630 大黒 蕾さん、今日はありがとう。 買い物に付き合ってくれたり、色々案内してくれて……。

voice: 20047010640 いや、もとは私が言い出したことだ。 歳末セールがあるとな。

voice: 20047010650 大黒 でも、今日はすごく楽しかったわ……。 真面目に運気や怨念について話せること、めったにないもの……。

voice: 20047010660 確かにな。私も、誰かと共にパワースポットを訪れるのは久しぶりだ。

voice: 20047010670 voice: 20047010671 大黒 んーっ……。 なんだか心が洗われた気がする。

voice: 20047010680 大黒 私も、たまにはパワースポットに行ってみようかしら。 よく考えたら、Edenだって神社で公演してたし。

voice: 20047010690 voice: 20047010691 神社か……。 む。ひらめいたぞ!

voice: 20047010700 同志よ。もし正月の予定が空いていれば、 私に付き合ってくれないか?

voice: 20047010710 大黒 付き合うって、何を……?

voice: 20047010720 正月、神社の手伝いをする予定でな。 私は修行の一環としてだが、そこは人手が足りず、困っている。

voice: 20047010730 大黒 手伝い……。 それって、私にもできる内容……?

voice: 20047010740 なに、心配はいらない。 よければ考えておいてくれ。