voice: 20047080010 仁花子 えへへっ、 ラッキーアイテムまでありがとうございました、猫足さん!

voice: 20047080020 構わん。いつものことだからな。

voice: 20047080030 いつでも授けられるように、色々持ち歩いてんの……? すごいねぇ。

voice: 20047080040 いや、たまたま鞄に入れていただけだ。

voice: 20047080050 大黒 ……。

voice: 20047080060 仁花子 ん? どしたのだーちゃん?

voice: 20047080070 大黒 いえ……なんでもないわ。

voice: 20047080080 カミラ ホントに~? なんか真面目な顔してたよ?

voice: 20047080090 いろは 何か悩みがあるなら、この機会にぜーんぶ蕾さんに話しちゃいましょう!

voice: 20047080100 美兎 み……美兎たちも、相談乗るよ……!

voice: 20047080110 大黒 ああ、その……大したことじゃないの。 ただ……。

voice: 20047080120 いろは ただ?

voice: 20047080130 大黒 私……蕾さんのこと、同志だと思っていたけど、 蕾さんは私より、ずっとすごい人だな、って……。

voice: 20047080140 カミラ でぇこく……。

voice: 20047080150 大黒 私なんて……自分の進む道がわからなくなって困ってばかりなのに、 蕾さんは、みんなを導くことだってできる……。

voice: 20047080160 同志よ。 それは私が修行を積んだ身だからだ。君も鍛錬に励めば、きっと――

voice: 20047080170 大黒 大丈夫、落ち込んでいるわけじゃないの。 ただ、純粋に蕾さんがすごいなって思って。

voice: 20047080180 大黒 ……私も、占いを勉強してみようかしら?

voice: 20047080190 仁花子 それいいかも! 私、だーちゃんにも占ってほしいな!

voice: 20047080200 ああ。それは良い考えだな。

voice: 20047080210 大黒 ふふ。蕾さんみたいに、うまくできるかはわからないけど……。 やってみようかなって。

voice: 20047080220 人生は試練の連続だ。 自分ひとりではどうしようもできないことが起こることもある。

voice: 20047080230 そうして進む道がわからなくなった時、 天の啓示は、確かに君の助けになるだろう。

voice: 20047080240 大黒 蕾さんも……そうしてるの?

voice: 20047080250 ああ。私も道に迷ったり、苦難に遭うことはある。 だがいつだって、落ちつき、導きに従い過ごすことで乗り越えてきた。

voice: 20047080260 カミラ ……。

voice: 20047080270 大黒 だからそんなに、しっかりしていられるのね……?

voice: 20047080280 それに、簡単に私の領域まで至られては困る。 何事も着実に積み上げてこそ、成せるものだからな。

voice: 20047080290 大黒 ……そうね。

voice: 20047080300 だいじょーぶ。 大黒は堅実だし、きっとできるよ~。

voice: 20047080310 大黒 ええ……。

voice: 20047080320 初魅 おーい。

voice: 20047080330 大黒 この声……我が主!?

voice: 20047080340 初魅 待たせたな。

voice: 20047080350 美兎 初魅さん……さっきと全然違って、顔が明るい……。

voice: 20047080360 初魅 わかるかい? 美兎。 先ほどまであった身体の重みがすっかり消えてな。

voice: 20047080370 初魅 見ろ! こんなに肩が軽いんだ!

voice: 20047080380 はいはい、よかったね~。 美兎たんがびっくりしてるからそのくらいにしなね。

voice: 20047080390 いろは あはは、すっかり元気になったみたいですねっ!

voice: 20047080400 カミラ 原因はやっぱ悪霊だったんですか?

voice: 20047080410 初魅 神主いわく、生きた人間の強い怨念が、いくつも取り憑いていたらしい。 大方、昔揉めて恨みを買った連中だろうな。

voice: 20047080420 いろは 生きた人間の怨念……。 ブルブル……。

voice: 20047080430 お~こわ。 まあ、裏を返せばそんだけ強く想われてるってことだよね……。

voice: 20047080440 美兎 守護霊とかならよかったけど、 それはちょっと……嫌、かも。

voice: 20047080450 初魅 なに、どうということはない。 また取り憑いてきたら祓ってやるさ。

voice: 20047080460 ……ふ。その豪胆さ、 やはりあなたは、魔王の名を冠するにふさわしい……。

voice: 20047080470 初魅 褒め言葉としてありがたく受け取っておこう。

voice: 20047080480 大黒 なんにせよ、我が主が調子を取り戻されてなによりです……!

voice: 20047080490 ……む、そろそろ休憩時間が終わりそうだな。 私たちはこれで失礼するとしよう。

voice: 20047080500 大黒 ああっ……。 それでは我が主、お元気で……!

voice: 20047080510 初魅 ああ。がんばってこい。

voice: 20047080520 神主 ふたりとも、今日はお手伝いありがとうございました。

voice: 20047080530 巫女 三が日はとっても忙しいから、本当に助かったわ。

voice: 20047080540 大黒 いえ……。こちらこそ、いい経験ができました。

voice: 20047080550 礼には及びません。 これも組織に対抗するため、日々の修行の一環ですから。

voice: 20047080560 神主 ふふふ。私たちも、有望な若者と関われて、 今日はいい日でした。

voice: 20047080570 巫女 ささやかだけど、お礼の品を用意したから、持って帰ってね。

voice: 20047080580 大黒 これ……お重に入ったおせち!? もらっていいんですか……?

voice: 20047080590 別の袋には、破魔矢や置物も入っているな。 いいんですか、いただいても?

voice: 20047080600 神主 どうぞどうぞ。お手伝いいただいた方に配っているんですよ。 今年一年が良い年になればと思ってね。

voice: 20047080610 大黒 ありがとうございます……!

voice: 20047080620 神主 それじゃあ、私たちはこれで。

voice: 20047080630 大黒 ふぅ……。 すごく晴れやかな気分……。まるでこの空みたい……。

voice: 20047080640 大黒 はじめは不安だったけど、よかった。 私、ちゃんとお手伝いできていたのね……。

voice: 20047080650 ああ。立派に人を助けていたよ。 神主さんも巫女さんも、皆喜んでいたな。

voice: 20047080660 大黒 蕾さん、今日は誘ってくれてありがとう。 とってもいい日になったわ……。

voice: 20047080670 充実した日を過ごせたなら、なによりだ。

voice: 20047080680 大黒 ……あっ。

voice: 20047080690 大黒 あの、よかったらこの後、お茶でもしない……? ふ……ふたりで軽い打ち上げというか……。

voice: 20047080700 悪いが、私はこの後予定があってな。 また今度にしよう。

voice: 20047080710 大黒 お正月だし、家族と会うとか……? そうよね、考えなしにごめんなさい。

voice: 20047080720 いや、そうではない。 だが……世界を揺るがしかねない用事であることは変わらんな。

voice: 20047080730 大黒 世界……!?

voice: 20047080740 大黒 そう……。 私も、応援してるわ……!

voice: 20047080750 ありがとう同志よ。 どこかでまた必ず会おう。

voice: 20047080760 大黒 ええ……! 必ず、また……!

voice: 20047080770 ……。

voice: 20047080780 大黒 蕾さん……やっぱりミステリアスね……。

voice: 20047080790 大黒 でも、夕陽に向かって足早に去っていくあの背中……。 すごくかっこいいわ……。

voice: 20047080800 大黒 私も……がんばらないと……!

voice: 20047080810 ……。

voice: 20047080820 くっ……急がねば……。 録画し損ねたバラエティの時間が迫っている……!

voice: 20047080830 voice: 20047080831 こうなった以上、走るか……! 間に合え……! うぉぉぉーーーーっ!