voice: 20056050010 緋花里 リリヤさん。大きさはこれくらいでいいかな?

voice: 20056050020 リリヤ 雪は風邪を引いているから、 もうちょっと小さくしたほうが食べやすいかも。

voice: 20056050030 緋花里 なるほど~。 それじゃあこれくらい?

voice: 20056050040 voice: 20056050041 リリヤ うん、一口大で良いと思う。 ……美味しそう。

voice: 20056050050 緋花里 ひとつ、味見してみる?

voice: 20056050060 リリヤ いいの?

voice: 20056050070 緋花里 はい、あーん。

voice: 20056050080 リリヤ あむっ、美味しい。

voice: 20056050090 それにしても、緋花里さんらしい発案ですわ。 雪さんのためにみんなでお弁当を作る、だなんて。

voice: 20056050100 ラモーナ 私たちが作る弁当が本当に雪のためになるのか…… 今でも少し不安だが、暦にそう言われるとなんだか自信が沸いてくるよ。

voice: 20056050110 リリヤ 美しさを加えるには……、食用菊でも入れる?

voice: 20056050120 緋花里 食用のお花!? そ、そういうのってデパートとかで買えるかな!?

voice: 20056050130 ラモーナ ははっ、彩りが欲しいのなら 緑黄色野菜を入れた方が雪も嬉しいと思うぞ。

voice: 20056050140 ラモーナ ……ん、あっ! 緋花里! 火加減強くなってるぞ!

voice: 20056050150 voice: 20056050151 緋花里 わわっ、ごめん! ふーっ、危なかった……。

voice: 20056050160 緋花里 こうしてみると、毎回あんなにすぐに火鍋を作れたのは、 雪が居てくれたからだったんだね。

voice: 20056050170 ラモーナ ああ、雪が私たちにしてくれていたことの重さを、 再度痛感させられるな。

voice: 20056050180 リリヤ 雪の調理、手際が良い。

voice: 20056050190 やれやれ、お弁当作りはまだ始まったばかりですわよ。 料理でも気を引き締めることが大事ですわ。

voice: 20056050200 ラモーナ そういえば、クリスマスパーティーや花見でも、 暦が料理する姿を見たことはなかったな。

voice: 20056050210 緋花里 うん、新鮮だよね!

voice: 20056050220 リリヤ 暦、エプロン似合ってる。

voice: 20056050230 あ、ありがとうございます。

voice: 20056050240 ラモーナ その様子からして、暦は料理が出来るのか……?

voice: 20056050250 まあ、日頃するわけではありませんが、人並みには出来るかと……。 前日に、使用人とも確認して問題ないとのことでしたし。

voice: 20056050260 緋花里 へ~! 楽しみ~!

voice: 20056050270 オムレツはこのくらいの火加減で。 インゲン豆を切って、入れて……。

voice: 20056050280 緋花里 凄い! 暦さん、手際が良い!

voice: 20056050290 リリヤ 美しい手際、雪みたい。

voice: 20056050300 ラモーナ なんだ暦~、人が悪いぞ! こんなにも料理が出来るなら日頃から振る舞ってほしいくらいだ!

voice: 20056050310 こんなことは今日だけ、と言いましたでしょう。 いい具合に出来ましたわね、少し味見しますわ。

voice: 20056050320 むむむ…… 何かが足りない気がしますわね。

voice: 20056050330 緋花里 足りないって、暦さんの作っているこのオープンオムレツのこと? 見たところすごくおいしそうだけど。

voice: 20056050340 いいえ。私の家の使用人たちが作るオープンオムレツはもっとこう、 見ているだけで相手の心をつかんでしまうような何かがあった気がしますわ。

voice: 20056050350 リリヤ もぐもぐ……味も普通においしい。 これでも十分だと思うけど。

voice: 20056050360 はっ……! わかりましたわ!

voice: 20056050370 緋花里 暦さんがどこからともなく赤い何かを取り出して!?

voice: 20056050380 リリヤ それを切り刻んで……? と思ったら今度はミキサーにかけてる?

voice: 20056050390 ラモーナ こ、暦? 突然どうしたんだ?

voice: 20056050400 思い出しましたの! 使用人たちは仕上げに、鮮やかな赤いソースをかけていましたわ!

voice: 20056050410 ラモーナ えっと……本当に大丈夫か? さっきのままでも十分においしいとリリヤが言っていたが。

voice: 20056050420 voice: 20056050421 ご安心を。見た目も味も完璧な一品をここに完成させてみせますわ! ――たしかこのへんにバジルのような何かがかけられていた気が……。

voice: 20056050430 ラモーナ そ、そうなのか……?

voice: 20056050440 もっと直感を頼りに……! 私らしさが大事だと湯島も言ってましたわ!!

voice: 20056050450 voice: 20056050451 ラモーナ (私らしさ……? なんだか嫌な予感がしてきたぞ。  いや、でも暦は前日に使用人さんと確認したと言ってたじゃないか)

voice: 20056050460 仕上げはソースを勢いよく飛ばして……えいっ!

voice: 20056050470 ラモーナ (うむ、きっと考えすぎだ)

voice: 20056050480 ラモーナ オムレツは出来た。 見た感じそれっぽい……が。

voice: 20056050490 リリヤ 見た目は美しいけど、味は美味しくない。

voice: 20056050500 緋花里 あはは……、だ、大丈夫だよ暦さん! オムレツと思わなければ食べられないことも……うん。

voice: 20056050510 そんな……、使用人の方々の真似をしたはずなのに! いったい、私は何を間違えて……。

voice: 20056050520 ラモーナ (多分、間違って覚えていたんだろうな……、  それか使用人さんたちが指摘できなかったか)

voice: 20056050530 ラモーナ まさか暦が料理が出来ないとはな……。

voice: 20056050540 緋花里 意外だった……、エプロン姿、様になってたのに。

voice: 20056050550 ラモーナ これは、緋花里と一緒に調べながら進めるしかないな……。 腹を括らねば……!

voice: 20056050560 リリヤ 茨の道……。 ふたりとも頑張って。