voice: 20061040010 美兎 はい、チェキにサイン……とカレーライス大盛です、どうぞ。
voice: 20061040020 ファン やったぁ! ありがとうございます! これからも応援してます!
voice: 20061040030 美兎 あ、ありがとうございます……!
voice: 20061040040 美兎 (最初は心配だったけど…… ファンの皆さん優しくて、 元気、いっぱいもらっちゃった……)
voice: 20061040050 美兎 (屋台もカレー担当にしてもらえたから、 いつものお店の延長みたいで気が楽だし)
voice: 20061040060 美兎 (いっぱい笑顔が見られて良かった……)
voice: 20061040070 美兎 みんなも頑張ってるかな……?
voice: 20061040080 美兎 叶羽ちゃんは射的の屋台担当だったっけ。
voice: 20061040090 叶羽 はいはい、ちょっとどいて~。銃はこうやって持つの。親指ここね~。
voice: 20061040100 小学生ファン う、うん……でも難しいよ……!
voice: 20061040110 叶羽 え~? こんなの感覚よ感覚。まあ、呼吸合わせとけば当たんじゃない?
voice: 20061040120 小学生ファン でも、さっきから全然当たんないもん。
voice: 20061040130 小学生ファン 銃に細工してんじゃないの……?
voice: 20061040140 叶羽 は? アタシを誰だと思ってんの~? FPSの女王にケンカ売るとか6年早い。
voice: 20061040150 叶羽 も~、そこまで言うなら見せてやるって。銃、貸しなさいってば。
voice: 20061040160 小学生ファン ほんとに当たるわけー?
voice: 20061040170 叶羽 ……ふぁ~あ。片手でもいけるから。この距離なら余裕、余裕。
voice: 20061040180 叶羽 あれと~……これと~……ほいっと!
voice: 20061040190 小学生ファン わっ、すごい! 連続で落とした! かっこいいー!
voice: 20061040200 叶羽 ふふ~ん、まあね~? アタシレベルなら当然ってことで~!
voice: 20061040210 叶羽 ほら、アンタたちもやってみなよ。
voice: 20061040220 小学生ファン うん! ありがとね、叶羽ちゃん!
voice: 20061040230 叶羽 叶羽さん、でしょーが!
voice: 20061040240 叶羽 ま、いいわ。今日はファンミーティングだし。 ツーショットくらいなら許してあげるわよ。
voice: 20061040250 蕾 それはやめておけ!
voice: 20061040260 叶羽 ひっ!?
voice: 20061040270 voice: 20061040271 叶羽 ちょ、何よ、急に顔出して……、 一緒に写真撮るのはファンサービスの基本のキでしょー?
voice: 20061040280 蕾 確かにその通りだが、このキャンプ場では禁忌なのだ。
voice: 20061040290 蕾 題して『写ってはいけない手』。
voice: 20061040300 蕾 このキャンプ場で、夜の集合写真だけは撮ってはいけないとされている。
voice: 20061040310 蕾 なぜなら、写るはずのない“誰か”が 必ず写ってしまうから。
voice: 20061040320 叶羽 はいはい、誰が写るってのよ。
voice: 20061040330 蕾 キャンプ場にそぐわない制服を纏った女子高生。 髪は乱れ、顔はぼやけてるのに……。
voice: 20061040340 叶羽 顔見えないとか、逆に一番こわいじゃん……。
voice: 20061040350 蕾 その手だけが、誰かの肩に、そっと添えられている。
voice: 20061040360 叶羽 ……なんで今その感じで肩に手置こうとしてくるわけ? いや、別にビビッてないけど! ビビッてはいないけどね!?
voice: 20061040370 蕾 人数を数え直しても、誰も気づかない。 でも、あとから必ず見つかるのだ。余計な“手”が。
voice: 20061040380 蕾 そのまま写真を撮り続けていると、 “彼女”はだんだん……本当に隣に立ち始める。
voice: 20061040390 叶羽 現実に侵食してくるやつじゃん……、 だんだん振り返って顔見えるやつじゃん……。
voice: 20061040400 蕾 『ねぇっ!!!!!!!』
voice: 20061040410 叶羽 !
voice: 20061040420 叶羽 び、ビビッてないし!
voice: 20061040430 蕾 という声に振り返ると、もはや時すでに遅し。 彼女はもう目の前にいるのだそうな。
voice: 20061040440 蕾 そのとき彼女がこう囁くのだ。
voice: 20061040450 蕾 『さっきの写真……私、ちゃんと写ってたよね?』
voice: 20061040460 蕾 ゆらりと近づいてきて、こちらをのぞき込むその顔はっ!!
voice: 20061040470 叶羽 なんだ、話の途中で大声だして驚かせるタイプのやつじゃん。
voice: 20061040480 叶羽 べ、別に? こわくなんかないし! 写真写り良くないだけじゃん、きっと~!
voice: 20061040490 蕾 ふふ、そう。なら今夜の肝試し、期待させてもらうとしよう。
voice: 20061040500 叶羽 は~いはい、余裕っしょ~! アタシの演技で泣かせてやっかんね~!
voice: 20061040510 蕾 ふふ……楽しみにしておこう。