voice: 20066040010 リリヤ 前に温泉旅館に行ったときに言った。 戦う姿こそが、ラモの美しさだと思う。

voice: 20066040020 リリヤ どうするかは、ラモ次第だけど……。 私は、その美しさを大切にしてほしい。

voice: 20066040030 らしくもなく怯えて顔を伏せるくらいなら、今度も主演を演じ切って、 認めさせるくらい言ったらどうだ! ラモーナ・ウォルフ!

voice: 20066040040 そうじゃなきゃ、同じ舞台に立つ甲斐がないだろ……。

voice: 20066040050 ラモーナ (私は、どうすれば良いんだ……)

voice: 20066040060 ラモーナ はぁ……。

voice: 20066040070 緋花里 あっ、ラモさん! おはよう!

voice: 20066040080 ラモーナ 緋花里……! ああ、おはよう。今日も元気いっぱいだな。

voice: 20066040090 緋花里 そうね? 私はいつも通りだよ! 今日も朝、準備運動に走ってきたし!

voice: 20066040100 ラモーナ ふふっ、そうか。

voice: 20066040110 緋花里 ……あの、ラモさんは大丈夫?

voice: 20066040120 ラモーナ ん? 何がだ?

voice: 20066040130 緋花里 そのっ、最近暗い表情しているの……よく見かけるから。 だから、なにかあったのかな~って!

voice: 20066040140 ラモーナ 私か? 私には、なにも――

voice: 20066040150 ラモーナ (本当にそれでいいのか、私は。  リリヤに雪も気づいてるんだ)

voice: 20066040160 ラモーナ (多分、態度に出てしまっているのだろう)

voice: 20066040170 ラモーナ (団員同士、相談し合って支え合う。  そう言ったのは私だ……)

voice: 20066040180 ラモーナ (……私は、自分の信念にも嘘をつくのか?  あの日言った言葉に、自分から背くのか?)

voice: 20066040190 ラモーナ ……いや、やはり言うべきだな。 すまない緋花里、少し良いか?

voice: 20066040200 緋花里 うん! 大丈夫だよ!

voice: 20066040210 ラモーナ まぁ。こういうことだな。 後がなくて、焦っているのかもしれないな。私は。

voice: 20066040230 緋花里 そうだったんだ……。ごめんね、ラモさん。 そんなことになってるなんて、知らなくて……。

voice: 20066040240 ラモーナ いや、気にしないでくれ。リリヤや雪にも気づかれたんだ。 表に出てしまっていたんだろう、未熟だな私は。

voice: 20066040250 緋花里 そんなことは……誰だって、不安になるよ。 だって劇団を辞めなくちゃいけないかもしれないんだよ?

voice: 20066040260 ラモーナ そうだな、ただ私はまだ恵まれている方だ。 次の主演で、銀河座の役者らしい姿を見せれば良いらしいからな。

voice: 20066040270 ラモーナ けれど、……今もクレアやアビーなど私が相談に乗れる相手がいる。 そして、劇団の皆の話を聞くことでまだまだ役に立てるかもしれない。

voice: 20066040280 ラモーナ それを、自分の保身の為に投げ出すだなんて……やりたくないんだ。 けれど、私の進退がかかっているのは事実なわけで……。

voice: 20066040290 ラモーナ ははっ、何を言っているんだろうな私は。 自分でも分かってないなんて。

voice: 20066040300 緋花里 ……あのね、ラモさん。私、前に『橋弁慶』の時に気づいてさ。 暦サンはいつも一人で矢面に立っているんだって。

voice: 20066040310 ラモーナ ……そうだな、暦はいつも一人で背負い込んでいる。 そんな暦の役にも立てると思っていたんだがな……。

voice: 20066040320 緋花里 ……うん。私ね、そんな暦サンの隣に立てるような役者になりたいって。 そう思って、頑張ったんだ。

voice: 20066040330 ラモーナ 緋花里はすごいな。 私は……自分のことで手いっぱいだ。

voice: 20066040340 緋花里 ううん、そんなことないよラモさん。

voice: 20066040350 ラモーナ 緋花里……?

voice: 20066040360 緋花里 私がそう気づけたのも、ラモさんが居てくれたからだよ。

voice: 20066040370 緋花里 ラモさんが自分の出来ることを探して、劇団のみんなに話を聞いてた。 その姿を見たから、私は気づけたわけ。

voice: 20066040380 緋花里 きっとラモさんが思っているよりも、 沢山の人がラモさんがここに居てくれたことで助けられているんだよ。

voice: 20066040390 緋花里 そんなラモさんこそ、暦サンの隣に並び立てる人なんじゃないかな?

voice: 20066040400 ラモーナ そう、だろうか……。

voice: 20066040410 緋花里 うん!

voice: 20066040420 ラモーナ そうか……ありがとう、緋花里。 私の話を聞いてくれて。

voice: 20066040430 緋花里 うん! 頑張って、ラモさん!